ブルーグラスとは

ブルーグラスは、1940年代のアメリカ南部ケンタッキー州でビル・モンロー(Bill Monroe)という人物によって作られたといわれます。
といっても、彼のまったくのオリジナルなスタイルの音楽というわけではなく、移民の時代から伝わってきたアイルランド系ダンスミュージックや、奴隷としてアフリカから海を渡ってきた黒人の音楽、南部の民謡などをひとつの「ブルーグラス」という様式にまとめあげたことが彼の功績であるといえるでしょう。
一般的なブルーグラスのスタイルを挙げると、
- 「フラットマンドリン」「フィドル(バイオリン)」「ギター」「ベース」「バンジョー」の5種類の弦楽器(「ドブロ(スライドギター)」が加わるときもある)を使用し、電気楽器は使わない。
- 「ハイ・ロンサム」と称される男性の高音によるリードボーカルに、2部または3部のコーラスがつく。
- 前につんのめるような(=「ドライブ」する)独特のハイスピードなリズム。
ということになります。
現在日本では一般にあまり知られることが無い(マニアックな)ジャンルになっているのは、個人の演奏技術を相当要求されるそのスタイルゆえにどちらかというとテクニック指向の玄人好みな音楽になっていったため、ではないでしょうか。また、ブルーグラス界においては「リスナーかつプレイヤー」という割合(プレイヤー人口)が他とくらべて圧倒的に多い気がします。
最近になるとだんだんキャッチーな(=一般受けしそうな)ものも登場し、ずいぶんブルーグラスも変化を遂げてきているようです。現在に至る移り変わりを見てみると、
- トラディショナルなスタイルで各地に拡大した50~60年代
- ロックやジャズをはじめ様々な音楽の要素が流入した70年代
- 「トラッド回帰」路線の80年代。
- 原点を大切にしつつもさらに音楽的に広がりを見せた90~2000年代
大雑把ですがこんな感じだと思います。
時代の流れとともに音楽様式が変化していくのは当然ですし、それが発展の原動力になるのだと思います。しかし、いつの時代でもブルーグラスの醍醐味といえば、やはりバンジョー、フィドル、マンドリンなどのリード楽器によるエキサイティングなソロ、ソウルフルなボーカル、ギターやベースが作り出すホットなリズム、これらの要素が一体となったバンドの音を感じることだと思います。生楽器を使用するブルーグラスは、演奏も生で聴くのが一番。特に夏場は「フェスティバル」(略して「フェス」)と呼ばれる野外コンサートが日本でも各地で開催されます。未体験の方は機会があったらぜひ足を運んでみてください。
バンド演奏以外にもブルーグラスを楽しむ方法があります。それは「ジャム」や「ジャムセッション」と呼ばれるものです。
バンドによる練りこまれた演奏はもちろん素晴らしいものです。しかし、皆で楽器を持って集まり、その場限り(その場しのぎ?)の演奏に興じることでとても楽しい時間が過ごせますし、またとても良い刺激にもなります。そこではプロも初心者も境はありません! スタンダードな曲=みんなが知っている曲が多いことでいろんな人といろんな曲を演奏できるのもブルーグラスの魅力のひとつです。
なにか曲を覚えたらぜひジャムで演奏してみましょう。フェス会場のテントの周り、コンサートの打ち上げ、ジャムをする機会は意外と多いかもしれません。
コメント
漫画喫茶から見ているにもかかわらず上の画像で声を出して笑ってしまった。不気味だ。
投稿者: 高瀬 | 2005年01月19日 21:23
すいません。こういうの好きなんで。
(でもけっこう苦労したんですョ)
投稿者: swing51
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2005年01月19日 21:47
怖いですね。
おひさしぶりです。
投稿者: はや | 2005年01月22日 00:39