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発展編 3

2-3.ドライブ

まずはなぜ「速く感じるのか?」という問題に取り組むわけですが、その前に一般的に「ジャスト」な、オモテもウラも均一に配置されたタイミング、とはどうであるか。以下の図をご覧ください。「オモテ」がいわゆるベース音、「ウラ」はマンドリン(のカット音)やバンジョーなどのリズムバッキングととらえてください。

ジャスト

お分かりでしょうか。オモテもウラも一定のタイミングになっています。安定していますが、あまり躍動感は感じられないかもしれません。

速く感じるのは、一定なテンポの中でウラ拍がオモテとオモテの間で気持ーーち速いタイミングで鳴らされているからだと思います。

ドライブ

このちょっとだけ速いタイミングこそドライブの素なのです。注意しなければならないのは、ウラが速くなってもテンポ自体は一定のスピードを維持しなければならないというところです。そうでなければただ速いだけの演奏になってしまい、放っておくとどんどん加速するだけ(「走る」という)で、リズムをめちゃめちゃに崩すということになりかねません。

さて、リズム論はここまでですが、ベース講座としてはここからもうすこし突っ込んでみたいと思います。発展編その1で言及した「ミュート」がポイントになります。

結論を先に言ってしまうと、「ミュート」した位置がウラ拍の入る位置である、ということです。前述のようにドライブ感を感じるのは「気持ち速い」タイミングですので、それを表現するためにミュートのテクニックを使って音の長さをコントロールすればよいのです。

ミュート

ジャストなタイミングからちょっとだけ速いタイミングでうまく裏拍が入ると心地よいドライブ感が生まれるでしょう。また(一般的に)裏を打つのはベース以外の楽器です。ベースの基本的な役割は演奏の土台となるリズムの核を作ることである、ということを忘れずにそのタイミングをずっと持続することが大切です。ここではドライブするリズムのための下地を他のプレイヤーに提供しているということになります。

ベース弾きであるあなたは、おそらくほとんどの場合、気の合うバンドメンツや気さくなジャム仲間と演奏を楽しんでいるのではないでしょうか。
バンドで演奏するならリズムについては事前に打ち合わせておくべき事柄であると思います(「ノリ」に関する話し合い/議論が出始めるようでしたらバンドとしてもレベルアップしている証拠だと思います)。他のプレイヤーに自分の音に関して注意してもらうように促すことでバンドのノリに対する意識がひとつになれば(!)きっとうまくいくようになるでしょう。
また、ジャムならばカンの良い多くのプレイヤーは曲のリズムをすばやく嗅ぎ取ってくるでしょう。そのときはベース弾きのあなたも(たとえ知らない曲であっても)そのリズムに対応していくことが必要で、それは上達の助けにもなると思います(日ごろからジャムに参加して曲の引き出しを多くしておくと良いかもしれません)。

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